健康寿命・平均寿命の状況について

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この記事では、健康寿命とはなんなのか?現在の状況などの記載をしていきます。健康寿命が短いとどのようなことがあるのか?若い我々にとっても他人事ではないということを知っていただき、危機感を感じていただければと思います。

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健康寿命、平均寿命とは

最初に言葉の意味を整理しておきましょう。

「健康寿命」とは、WHOが提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間のことです。

要するに、要介護状態になっていない元気で自立できている状態の期間のことです。

これに対して「平均寿命」とは、0歳時点で何歳まで生きられるかを統計から予測した「平均余命」のことです。

要するに、人が生きられるおおよその年齢となります。

 

つまり、平均寿命が長くても健康寿命が短ければ、寝たきり等の自立できていない期間(要介護状態)が長いということになります。

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健康寿命と平均寿命の状況

では、健康寿命と平均寿命の状況を確認します。

〈健康寿命と平均寿命の差〉(平成28年)                   (単位:年)

区分

平均寿命 A 健康寿命 B 差 A-B

男性

80.98 72.14

8.84

女性 87.14 74.79

12.35

→男性では約9年、女性では約12年が自立できていない状況(寝たきり等)

本人にとっても日常生活の制限などや医療費、介護保険サービス利用料金など金銭的な負担も増えます。

勿論、介護してくれる家族も負担が増えますし、もっといえば、医療費、介護保険料などの社会保障費が増えることにより、我々の税負担が増えます。

誰にとっても、健康寿命は長いほうがいいですし、延ばす必要があります。

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健康寿命と平均寿命の過去の推移

最後に健康寿命と平均寿命の過去の推移です。

〈健康寿命と平均寿命の過去の推移〉                     (単位:年)

区分

H22 H25 H28 伸び(H28-H22)

男性

平均寿命

79.55 80.21 80.98

1.43

健康寿命

70.42 71.19 72.14

1.72

女性

平均寿命

86.30 86.61 87.14

0.84

健康寿命 73.62 74.21 74.79

1.17

→健康寿命は延伸し、平均寿命と比較しても延びが大きくなっています

こちらは趣味やスポーツを通じたボランティアや自治組織等の活動等の社会的な活動を行っている高齢者が増えてきていることが理由に挙げられると考えます。

まとめ

上記のデータからも健康寿命の延伸は絶対必要なことであり、我々のような若い現役世代にとっても税負担は勿論、両親が高齢化してくるため、要介護状態にならないようサポートをしていく必要があります。

自分の両親が要介護状態必要になったらと考えると、想像しただけで悲しく、不安になります。

私は仕事で介護現場を見てきて、ひとりでも多くの方が寝たきりにならず、いわゆるピンピンコロリで最後を迎えてほしいと願っています。

〈参考〉

令和2年度版高齢社会白書/内閣府

e-ヘルスネット/厚生労働省

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